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出前授業 (高校生対象 2019/11) |
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広報委員会
2020/02/22
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活動の報告 高校生を対象とした構造設計に関する授業を開催
■修学旅行で東京スカイツリーを訪れた高校生に対する「出前授業」 2019 年11 月19 日、リッチモンドホテルプレミア東京押上にて、尼崎北高等学校(兵庫県)理系クラスの方(生徒38 名、教員2 名)を対象とした、修学旅行で見学するスカイツリーの構造設計について、出前授業を行いました。 この授業は、高校側よりJTBを介してスカイツリーの構造設計、施工について授業をしてほしいとの要望をうけ、今年初めて開催したものです。
■スカイツリーの構造と構造設計者について 講師としてスカイツリーの構造設計者であるJSCA会員の日建設計の小西氏をお招きし、「構造設計のエンジニアとして取り組んだ東京スカイツリー」と題して授業をして頂きました。 授業の内容は、「構造設計者を職業とするまで」、「構造設計者の視点から見た東京スカイツリープロジェクト」、「芸術とデザインの違い~職業としての構造設計者~」の3項目の構成で授業頂きました。授業は小西氏が高校時代にどのように感じ、職業として建築の構造設計を選択したから授業はスタートしました。そこから、日本のシンボルとなるスカイツリーの建物プロポーションを決めるまでのストーリー、634mと日本に今までない高さへの設計手法の構築、電波塔として周波数を合わせる為の振動を抑えなければいけない事、それらを解決するためのスカイツリーの構造的な特徴の説明を伺うことができました。(写真1) スカイツリー目の前のホテルでの授業であることも含め、実際に建設プロジェクトに参加した方から話を聞くことができるということで、生徒や先生方も興味深く聞いておりました。
また、JSCA広報委員会からはJSCAパンフレットをもちいて、構造設計者の役割とJSCAの活動について紹介し、第一に目指すものは安全性の確保であることを説明しました。(写真2) 授業当日は本当に快晴で高校生たちはスカイツリーに登るのを非常に心待ちにしている様子でした。
■出前授業ご希望の皆様へ 本授業は来年以降継続してこの授業があるかは、現時点では未定です。 出前授業ご希望の場合は事務局までご相談ください。
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