(社)日本建築構造技術者協会(JSCA)は、建築構造設計・監理に関る技術者の集団です。1981年に設立された「構造家懇談会」を母体とし、1989年に社団法人化して20周年を迎えます。設立以来、会員の技術向上、社会的地位向上や社会への貢献を図る活動を行っています。また、耐震強度偽装事件発覚後には、我国唯一の構造設計・監理の専門家集団として一般の方々からの耐震相談の実施や、法制度改革に関わる建築行政への提言・協力を積極的に行ってきました。
平成20年11月28日、新しい国家資格として構造設計一級建築士が誕生しました。既に設計実務に携わるJSCA会員の多くは構造設計一級建築士となっておりますが、この機会にまだ入会されていない構造設計一級建築士の方々、また将来構造設計一級建築士を目指す方々など、より多くの構造設計技術者に入会していただき、構造設計専門家集団としてより充実した団体を目指したいと考えております。
JSCA会員は、情報交流(機関紙「structure」の執筆・購読、構造デザイン発表会や技術発表会への参加、委員会・部会での活動)や職能研鑽(講習会・見学会)の機会が得られます。また建築基準法、建築士法関連および業務環境の改善に向けた情報提供を受けたり、協会として建築行政などへ提言を行う際に、会員としての意見を反映したりすることなども可能となります。JSCAの行っている様々な活動については当HPの該当欄をご覧いただくか、事務局までご連絡ください。(JSCA事務局:TEL 03-3262-8498)
構造設計一級建築士の入会希望者につきましては、構造設計実務経歴などを記した簡単な入会申込書を記載していただけば、記載内容の審査のみ(紹介者なし)で入会いただけるようにしております。詳細はこちら をご覧ください。
今後とも構造設計者と社会のつながりはますます重要になってまいります。構造設計一級建築士をはじめとする構造設計者の業務環境改善、スキルアップ、社会的地位向上のためより多くの方の入会をお待ちしております。
※掲載された記事は執筆当時の法令・技術情報に準拠して執筆されています。ご留意ください。