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Withコロナ時代に向けたJSCAの今期の活動について

 

JSCA会長
常木 康弘
Yasuhiro Tsuneki

新型コロナの感染拡大が始まって2年半が経過しました。この間、国内で確認された感染者は950万人を超え、死者は3万人を超えました。2020年の第1波の1日の感染者はピーク時でも700人を少し上回る程度でしたが、現在は感染の再拡大が始まり1週間平均で約28,000人/日が新規に感染しています。この状況を考えると、Afterコロナの状況はそう簡単には訪れないように思います。それを前提にこれからのJSCAの活動をいかに活性化させるかが大きな課題です。

オンライン会議やイベントはかなりの会員の方々に定着してきたように思われますが、まだ、一部の会員の方はオンラインであるがために活動できない状況も見受けられます。一方、2021年11月には構造アイディアコンペ、2022年6月には構造デザイン発表会2021in沖縄が約300人の参加者のもと対面で開催されました。いずれのイベントも非常に活気あるイベントとなりましたが、感染対策を万全にすることで感染者を出さずに開催することができました。このような状況を鑑みると、イベントは極力感染対策を行いながら対面で行い、それをWEB配信する形を模索していきたいと思います。支部のより多くの会員の方にも本部での活動に参加いただけるようにするとともに、オンラインには対応できない会員の方々にも参加いただける体制を構築していきます。

また、オンラインでの活動を併用することで、昨年度から本部の委員会に支部の会員の方にも参加していただけるようにしており、運用が始まっています。編集委員会でもそのような形で委員の公募を始めました。是非通信環境の変化を生かして本部・支部の垣根のないJSCA活動としていきたいと思います。

2022年度の通常総会は、6月22日に開催されました。昨年度の活動の報告と今年度の活動計画が示されました。昨年度は、「JSCA中期ロードマップ」の実行へ向けて具体策の検討を行いました。今年度は具体策を実行へ移していきます。また、他の重点目標については、地道な活動を続けていますが、会員の皆さんへ活動内容の広報や展開することが十分にできていなかったかと思います。今年度は、目標達成へ向けて活動することはもとより、それを会員の皆さんと共有できるよう活動して行きたいと思います。今年度の事業の重点目標は以下の3項目としました。
1)JSCA中期ロードマップの実行
2)SDGs達成へ向けての活動
3)BIM普及へ向けた基盤つくりの活動

一つ目のJSCA中期ロードマップの実行では、最新の機能と魅力あるコンテンツを装備する新しいホームページを作成します。また、機関紙structureを従来の冊子配布に加えて、どこでも気軽に読めるようにWEB閲覧を可能にする電子ブック化を実現します。その他、新人技術者・学生向け建築巡りツアー、失敗事例・べからず集の展開、構造設計一級建築士考査に向けた講習など、会員の皆さんや会員候補者などへのサービス充実を行ってまいります。中期ロードマップ実行に当たっては、会員の皆さまと一体となって活動していく事が必須となります。ご協力をよろしくお願いいたします。

二つ目は、SDGs達成へ向けて、木造建築の普及(「13.気候変動に具体的な対策を」「15.陸の豊かさを守ろう」)、構造技術者としての適正な業務報酬獲得(「8.働きがいも経済成長も」)、性能設計の普及(「11.住み続けられるまちづくりを」)です。カーボンニュートラルへ向けて木造の普及へ向けて設計情報の公開など構造技術者が貢献できることは沢山あります。地道な活動を展開していきたいと思います。また、適正な業務報酬獲得へ向けて、国土交通省が行う業務量調査の業務報酬への反映に注力します。さらに、2021年に公開された「JSCA性能設計説明書2021年版【耐震性能編(簡易法)】(案)」を会員の皆さんと一緒に議論して正式なものとして公開したいと思います。

三つめは、一昨年より取り組んでいるBIMの普及・推進へ向けての取り組みです。BIMを利用した設計がすぐに一般的になる状況にはありませんが、普及する段階において会員の皆さんが無理なくそれに対応できるよう基盤づくりの活動を行います。


Withコロナの時代においてもJSCAが社会の期待に応えて発展していくために、会員の皆さまと共に活動していきますのでよろしくお願いします。


※掲載された記事は執筆当時の法令・技術情報に準拠して執筆されています。ご留意ください。

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