米国等では、プロジェクト・ピアレビューと云われていますが、全てのプロジェクトを対象とするものではなく、より設計の質を高め、安全性を確実にする必要があると考えられるプロジェクトについて、実績と経験の豊かな専門家が、中立的な立場で設計内容をレビューし、必要な助言、勧告を行うものです。ピアレビューの英語は peer reviewで、peerは同僚、仲間、同等の者等の意味です。
JSCA内から選ばれた経験豊富な構造専門家が、会員の設計内容をレビューし、又必要な助言や提言をする事により、その設計の信頼度を高め、急速に進歩する建築構造技術等に対応いたします。
JSCA構造レビューは下記の委員会が担当して実施します。
レビュー担当者は、委員会が会員のうちから、とくにその問題の内容を勘案して選任した適任者と委員会の委員、計2~3名で構成します。
委員会は担当者(うち、1名は委員)よりレビュー結果の報告を受け、審議した後、報告書を申込者に提出します。
対象建物は日本に建つものであればどのような建物でもかまいませんが、受け付けるか否かはレビュー委員会で決めさせていただきます。
レビューに当っては、相談のうえ実費を申込者に支払っていただきます。
委員会は誠心誠意レビューしますが、設計責任は設計者に帰属するものとします。
日本全国の物件を対象としますが、 原則としてJSCA会員が関与されたものに限ります。
主として、次のようなものが対象となりますが、とくに助言等を期待される内容・事項について、あらかじめ十分相談させていただきます。
ただし、構造レビューの趣旨・目的等からみて適切でないものと判断されるものについてはお引き受けできない場合があります。
構造レビューをご希望の方は、 下記の申込書により申し込んでください。 構造レビュー委員会メンバーが申込書及び添付図書に基づいてご相談の上、 検討内容、期間及び費用を定めさせていただきます。(郵送又はFAX可)
申込書 アクロバット文書形式 MS-WORD形式
構造レビューに要する期間は、建築物その他の条件や検討事項の内容により異なりますが、 特に期間を要する場合以外は、原則として1ヶ月以内に終了するよう努めます。
構造レビューに関する費用は、建築物の規模、構造、形態及び主要検討事項等により異なりますので、 個別に見積りし、ご相談のうえ決めさせていただきます。
構造レビュー委員会は「既存建築物レビュー」と同一の委員会、委員で構成されています。
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※掲載された記事は執筆当時の法令・技術情報に準拠して執筆されています。ご留意ください。