紙でためす‘かたち’と‘つよさ’
= 簡単な模型で理解する「つよさ」のしくみ =
皆さん、夏休みを楽しく過ごしていますか? プールや海で泳ぐことや、山に行って自然の中ですごすことも楽しいですね。お父さん、お母さんの生まれ故郷に行ってしばらく生活するのも、普段と違った生活が体験できていいかもしれません。海外旅行に行く人もいますか?いずれにしても、夏休みは大いに遊びましょう。
あまり遊びすぎて、夏休みの自由研究で困っている君のために、このホームページの特集を用意しました。
建物の床がなぜ落ちないのか不思議だと思いませんか?簡単な模型による実験で、床の丈夫な理由を考えてみましょう。強い床にするためにはどうしたら良いのかも考えたいですね。そして、構造技術者がどのように設計して、実際の建物ではどのように利用されているかを発見できたら、君の夏休みの宿題は完璧です。
この特集は1章、2章、3章、4章からできています。
企画・編集:JSCA広報委員会HP部会
- 1章 床はなぜ落ちないの?
普段何気なく乗っている床がなぜ落ちないかを考えてみました。床の上には色々な物が載っています。テレビ、タンス、机、椅子、本、そして、私たち人間です。それらは結構重いですよね。それでもゆれたり、たわんだりしないで、しっかりと色々な物を支えています。どうしてでしょう。簡単な模型を作って一緒に考えてみましょう。
- 2章 ものの‘つよさ’は何で決まるか
ここでは薄い紙を強くする方法を考えてみました。例えば、折り曲げたらどうなるでしょうか。同じ物(材料)でも形が変わると強さやたわみ(変形)が変わります。同じ重さの物を載せても、こわれたり、こわれなかったりします。なぜなのか考えてみましょう
- 3章 もっと‘つよく’する工夫
模型やコンピューター解析の結果を、実際の建物にどのように生かしているかを説明します。
床が丈夫な理由について、本当の理由を説明するのはすごく難しいので、わかりやすくするために、いろいろな部分を省略してお話しています。簡単な模型をつくって試すことも、理解を深めます。そしてもっと詳しく知りたいと思った君は、学校で、理科などをしっかり勉強して、色々な疑問を解決できる力を身につけてください。
- 4章 紙で作る不思議な立体
薄い紙でも工夫して折ると面白い形になり強くなります。これは、建物にも利用されています。実際の建物にどのように利用されているかを考えてみましょう。
※掲載された記事は執筆当時の法令・技術情報に準拠して執筆されています。ご留意ください。
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