ホーム 建築構造を理解するために 特集耐震強度偽装事件についての問題点とJSCAの活動

耐震強度偽装事件についての問題点とJSCAの活動

 

3.JSCAホームページに対して寄せられた意見

JSCAではホームページを通じて見解の表明を行なってきました。それに対して、会員及び会員外の方から意見が寄せられました。今回の事件については一様に憤りを感じているという意見が多く、そのなかでJSCAの活動に期待する声が多く聞かれました。これを機に建築技術者が社会的に認知されるようエールを送っていただいたメールもあり、心強く思いました。

特にテーマを絞って提案を行うことや、建築士会、事務所協会、JIAなどと連携し一致団結した行動を希望する意見がありました。

さらに、構造だけでなく建築設計全体のフィーの適正化を訴えたいという声がある一方で、民営化の足を引っ張る動きや、構造設計者の責任のみが強化されることを懸念する声も聞かれています。

寄せられたご意見を列記します。

  • 関係者全員の責任を明確にし、再発防止策を立てて欲しい
  • 設計行為そのもののフィーを適正化することが先決
  • 資格制度の提案
  • 審査者の資格制度の提案
  • 構造計算書のデジタルデータ提出義務付け
  • 審査機関に対するチェック用ソフトウェアの無償提供
  • 申請料10倍は極端。国民につけを回すことは避けなくてはならない
  • 保険は賛成だが、保険会社には構造設計者を審査する能力はないのでは
  • 建築士の責任ばかりが見直し強化され、報酬が伴わないことにならないようにすべき

※掲載された記事は執筆当時の法令・技術情報に準拠して執筆されています。ご留意ください。

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